BMW 320dに乗っていて気になったのはディーゼルの音と振動以外にも低速巡航時に発生する微振動があります。
前の国産車でも同じような傾向があってエンジンが低回転を維持する時に感じましたが、今回はATから発生してるっぽい。
もしかしたら、ATFを交換すれば軽減できる可能性があるかと思い、少し調べてみました。
ATF交換について
定期点検記録簿を見てみると、ATFを交換している形跡は一度もありませんでした。
BMWでは基本的にATF交換は不要としているので、ディーラー任せで整備していると交換しないのが当たり前だったりします。
ATFも劣化することを考えると定期的に交換した方がよさそうですけど、どうやらトラブルが発生する場合もあって安易に交換できないという事情があるようです。
・極端に走行距離が多くてATF無交換の場合、鉄粉を取り除くことで逆にトルコンの滑りが発生してしまうケースもある
そう言えばスバルディーラーでCVTフルードの交換について聞いてみた時もあまり積極的じゃありませんでした。
それでも5年3万km交換していない油脂類は劣化しているに決まっているだろうし、ATFを交換することで変速ショックが減ったという報告もあります。
そこで近所の輸入車を得意としている整備工場に聞いてみたところ、なんと6万~8万円もかかるということでした。
BMWはオイルパンにマグネットが装備されていて鉄粉がくっつくようになっているため、ATF交換時にはオイルパンも同時交換する必要があるそうです。
もう少し手軽に交換できないかと思っていると、ありました!StudieのATF交換。
Studieと言えば、あのSuper GTで有名なBMWのチューナー。
敷居が高そうなイメージがありましたが、オイルパンを交換しないため、工賃込30,000円(税別)と意外にリーズナブル。
BMW専門店だけあってノウハウもありそうだし、トルコン太郎的なトルコンチェンジャーを使いこなしていい感じにやってくれそうです。
もちろん、オイルパンごと交換するのが理想ではありますが、今回はまだ3万kmということで、そこまでやるのはまた別の機会にしたいと思います。
StudieのATF交換
Studie東京に問い合わせてみると、予約制ではないので直接来てください、とのこと。
後日現地に到着してまずは店内をうろちょろしてみると、予想外におしゃれな空間に戸惑ってしまう。
BMWを改造しようなんて人はきっとお金持ちばかりなのね。
思い切って店員さんに聞いてみると、初めてだし経済力もないのにきちんと対応してくれてメンバーズカードも発行してくれました。
作業は順番待ちとなるため、ここに来たら近くのスシローでご飯を食べて時間を潰すのがよさそう。
ATFはPETRONASを使用し、添加剤としてWAKO’S CORE701というものをおすすめされました。
これはATのフィーリングが良くなると評判のものらしく、コストを抑えるためにここに来たはずなのについつい入れたくなってしまいます。
それにパッケージもピカピカしててすごく効きそう。
Amazonのカスタマーレビューでも高評価のようです。
値段は12,000円(税別)と少々お高いので一瞬躊躇しつつもATFを交換する機会なんてなかなか無いのでお願いすることに。
それでも費用は33000円(税込)+13200円(税込)=46,200円(税込)とオイルパンを交換するよりは安く上がります。
ATF交換の感想
ATF交換後は、確かに変速ショックが小さくなったように感じます。
また、気になっていた低速巡航時に発生していたバイブレーションもG20並みとはいかないまでもかなり小さくなりました。
ATF交換によるものか、WAKO’S CORE701による効果なのかは分かりませんが、新車時の状態をいくらか取り戻せたようなイメージです。
今回はお手軽ATF交換としましたが、次回はあと3万kmくらい走ったらオイルパンごと交換してきちんと鉄粉を除去しておきたい。
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