自分でBMW(F系)のコーディングをやってみる(OBDアダプター編)

UniCarScan BMW

輸入車はコーディングという方法で車両のいろいろな設定を変更できるらしい。

最初はディーラーに依頼するものかと思っていたら、どうやら自分でもできるということが分かりました。

個人でコーディングをおこなった結果、トラブルが発生しているという内容の注意喚起も見かけましたが、アプリを使って慎重にやれば問題なさそう。

ショップとしてはコーディングを商売としていたり、ノウハウを蓄積しているところもあるのであまり素人にやってほしくないという事情があるのかもしれません。

あと、コーディングをしている車両をディーラーに出すと元に戻されてしまったり、最悪の場合、入庫をお断りされてしまうケースもあるようなので注意が必要です。

以上のようなリスクを理解できたらさっそく準備にかかりましょう。

必要となるものはOBDアダプターとPCまたはスマートフォンです。

今回はお手軽なスマホアプリを使うことにしました。

アダプター選び

BMWのコーディングに使用する代表的なOBDアダプターには次の3種類があります。

UniCarScan UCSI-2000:8,980円(Amazon)※2020/9/22現在
Vgate iCar Pro:4,980円(Amazon)※2020/9/22現在
Veepeak OBDCheck BLE+ Bluetooth 4.0:6,000円(Amazon)※2020/9/22現在

コストを抑えたかったら、この中で一番低価格で海外通販から買えばさらに安く手に入れることができるiCarPro一択。

ところがiCarProのWi-Fi版は粗悪なコピー品が出回っているうえにコーディングに使用するアプリの対応アダプター一覧には下記のような注意書きがあります。

Vgate iCar Proアダプタは以下の理由により、使用を推奨いたしません。
・初期不良が多い
・通信速度が遅く、ECUの読み込みやコーディングの書き込みに時間がかかる
・コーディングの書き込みに失敗した報告が多い

実際はiCarProでコーディングしている人も多く、iCarProのBluetooth版ならコピー品を掴まされる可能性も低くいので完全にダメというわけではなさそうですけど、はっきり「使用しないでください」と言われると気が引けてしまう。

VeePeakはアプリの対応アダプターに掲載されているという安心感がある(iCarProより2,000円ほど高い)。

UniCarScanは他の2つに比べて少々お高いのがネックとなるものの、アプリの対応アダプターとなっているうえに新型BMW(G系)とF40、F44にも対応していて転送速度も若干速いようです。

F30を買ったばかりでG20に乗り替えるなんて想像もつきませんが、今後何があるか分からないし、知り合いに貸したり、最終的に使わなくったらヤフオクやメルカリで売ることを考えてもここはUniCarScanを選んでおいた方が今後メリットが大きいという結論に至りました。

Amazonで買おうと思っていたら、たまたまヤフオクでクーポンが出たのでこれを利用して新品を少し安く購入。

コーディングに使用するアプリ

BMWのコーディングに使用するアプリは定番のBimmerCode

iOSとAndroid版があり、ストアからダウンロードできます。

コーディングに必要なフルバージョンは4,000円くらい(3月に購入した明細によると4,260円)。

UniCarScanと合わせても13,000円ちょっとなので業者にコーディングを頼むことを考えるとだいぶ安上がりです。

他にもCarly for BMWというアプリもありますが、診断したりエラーを消したりするのがメインでコーディング専用ではなさそうだし、知識のない人が使ってトラブルを起こすケースもあるようです。

それに専用アダプターがUniCarScanより高額でアプリも年間6,000円くらいかかってしまう。

コーディングだけならBimmerCodeの方がシンプルで分かりやすいと思います。

自分でBMW(F系)のコーディングをやってみる(実践編)
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