BMW ConnectedDrive
BMWに車載されているモニターは最初ただのカーナビかと思っていたら、iDriveという車両を統合制御するシステムでした。
その中にはBMW ConnectedDriveというのも含まれていて車両の通信機能を使って様々なサービスが受けられるようになっています。
調べてみたところ、BMW ConnectedDriveは「総合テレマティクス・サービス」と呼ばれるもので、2013年11月8日(金)より開始されたようです。
BMWが車載通信モジュールを利用した輸入車初の総合テレマティクス・サービス「BMWコネクテッド・ドライブ」を開始
うちのは前期型でも「スマート・クルーズ」という特別パッケージだったらしく、ACCと「BMWコネクテッド・ドライブ・プレミアム」というものが付いていましたが、F30やF31でも初期型には付いていない可能性があるので中古車を買う時は忘れずにチェックしましょう。
BMW ConnectedDriveのサービスには下記のようなものがあります。
深刻な事故や衝突、横転が発生した際に、車両から自動的にSOSコールを発信し、24時間体制のコールセンターへ速やかに接続するBMW テレサービス
車両のメインテナンス、バッテリー 電圧の低下などの情報を、自動的に担当のBMW正規ディーラーに通知する機能
コネクテッド・ドライブ・サービス
車載通信モジュールを使って、さまざまな最新情報を閲覧することができる
・BMWオンライン:リアルタイムで最新のニュースや天気、行き先に関わる様々な情報を車内のコントロール・ディスプレイに表示(購入後3年間利用可能)※12ヶ月間¥7,200
・BMW Apps:スマートフォンを接続し、BMW専用スマートフォンアプリ「BMW Connected」やBMW公認サード・パーティ・アプリを車内のコントロール・ディスプレイに表示、iDriveコントローラーで操作できる
USBマップ・アップデート※12ヶ月間¥7,700
ユーザーが自分で地図更新を行うことができる
REMOTE SERVICES
スマートフォンを使ってBMWを遠隔操作できるサービス
BMWドライバー・サポート・デスク※12ヶ月間¥16,200
コールセンターのオペレーターが24時間365日、ドライバーに代わってさまざまな情報を調べてくれる
このうちコネクテッド・ドライブ・サービスの「BMWオンライン」と「BMWドライバー・サポート・デスク」、「USBマップ・アップデート」は有料になりますけど、他のサービスは中古車でもうまく引き継ぐことができれば利用できそうな感じ。
ただし中古車なんでユーザー登録を変更するのはディーラーに行ったりして面倒な手続きが必要になるかもしれない、と思っていたらネットだけで意外と簡単に手続きが完了。
前のオーナーが車両を登録をしていても更新されるようです。
BMW ConnectedDrive登録方法
まずは、BMW ConnectedDriveにアクセスします。
「今すぐ登録する」を選んで新規BMWアカウントの作成をおこないます。
メールアドレスとパスワード、名前などの必要な情報を入力して「今すぐ登録する」をクリックします。
すると、入力したメールアドレスに「My BMW ConnectedDriveへの登録」というメールが届くのでリンクをクリックして登録を完了させます。
ログインして車両を追加すると、車台番号が必要になるので車検証などをあらかじめ用意しておきましょう。
車台番号を入力して先に進めます。
すると、BMWに6桁のセキュリティーコードが送られてきます。
駐車場が離れている人はちょっと面倒ですけど、車に移動してiDriveの「ConnectedDrive」→「メッセージ」で確認して覚えるかメモるかスマホで写真を撮りましょう。
車両側にコードが送られてくるってことは、ほんとに通信モジュールが搭載されてたんですね。
6桁のセキュリティーコードをサイトに入力すると車両が追加されてBMW ConnectedDriveサービスを利用することができます。
車両に送られてくるセキュリティーコードを入力するという方式ならオーナー以外に不正に登録されてしまう心配はなさそう。
試しにセキュリティナンバーを設定し、「リモート・コクピット」から「ロック解除」を送信してみると、しばらく経ってからちゃんとロックが解除された。
タイムラグが大きくて多少待たされはするものの、ネット経由で車が操作できるなんて、CR-Xに乗ってはしゃいでいたあの頃からは想像もできない。
WRXも2014年式だったけど、カーナビと車両側のモニターは別モノで統合制御されてなかったし、通信モジュールも搭載されてなかった。
トヨタのコネクティッドサービスは24時間オペレーターが目的地を調べて車両にセットしてくれるというのを大々的にアピールしてましたが、実は「BMWドライバー・サポート・デスク」の方が先だったのかもしれませんね。
国産車はハッキングを恐れてネットを活用することには慎重になっているという話も聞くけど、他社に超されてそうも言ってられなくなったという事情もありそうです。
車にネット回線があるということは月額費用や通信料が発生しそうなものですが、新車購入時の費用に含まれているのか、新車時から3年経っても月額費用がかからないというはちょっとうれしい。
こうして中古で購入したBMWでもちゃんとBMW ConnectedDriveを引き継ぐことができました。
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