庶民にとって敷居が高いと感じられる輸入車ディーラー。
そんな輸入車であるBMWとミニを気兼ねなく試乗できるという夢のような施設がBMW GROUP Tokyo Bayです。
その存在は開設時に話題になっていたこともあって前から知っていたのですが、中古F30を入手したことをきっかけに最新のG20と比較するべく実際に行ってみることにしました。
BMW GROUP Tokyo Bay予約
まずはサイトからの予約が必要です。
試乗できる車種を眺めていると真っ先に目に付くのがM3やM4といった一生縁の無さそうな高額なスポーツモデル。
今回の目的はあくまでも最新の3シリーズのディーゼルに乗ることなのでここは一旦抑えて320dを予約。
せっかく行くんならもう1台くらい乗りたいということで購入時に気になりつつも諦めてしまったM135iを次の枠に入れてみました。
BMW 320d xDrive試乗
当日現地に着くと、駐車場にはBMW以外にもポルシェとか停まっていて、場違いなとこに来てしまったようでなんか落ち着かない。
緊張を抑えつつ受付に行くと担当の方がすごく感じよかったのでだいぶ落ち着きを取り戻せました。
誓約書みたいな書類に記入し、コースを決めて少し待つと名前を呼ばれ、試乗車に向かいます。
G20の実車はF30に比べるてだいぶごっついような感じがする。
テールランプはF30の方が好みですけど、全体的には実車は迫力があってなかなかのかっこよさ。
内装はかなり先進的で派手な造形とシルバーの加飾、ナビモニターのキレイさと大きさ、インパネ内にも表示されるマップ画面などに圧倒されてしまう。
新しい車に乗っているという満足感はかなり高いと思いますが、個人的にはF30のレトロな内装の方が落ち着くような気がする。
走り出してみると、ディーゼルとは思えない静かさと滑らかさ。
考えてみたら、うちのF30は前期N47型エンジン、G20は静かになったと言われる後期B47型エンジンの改良版でツインターボになったりアドブルーを使用したりします。
アクセルを踏み込んだ時の加速もなかなかだし、やはり新しい車はいいなあ、という感想しか出てこない。
本来の目的を忘れそうになるほど楽しくなってしまったので、一旦冷静になってフィーリングを確かめてみると、やはり傾向としては共通しているものを感じました。
アクセルの踏み始めの鈍さや低速巡航時の微振動は気にならないレベルまで抑えられているものの、薄っすらと似たようなものが存在していることが確認できます。
マイF30も新車時は穏やかだったものが経年劣化で徐々に大きくなってしまったと想像することである程度納得できました。
BMW M135i xDrive試乗
とりあえず目的は達成したのでここからはおまけ。
1シリーズはコンパクトで扱いやすいのにさすがBMWだけあって安っぽくないのが好印象。
購入を検討していたのはFRの前期モデルでしたが、試乗車はFFベースのxDriveになっています。
とは言っても普通に運転している分にはぜんぜん分かりません。
担当者に聞くまでは知りませんでしたが、エンジンも6気筒から4気筒になっているそうです。
踏み込んでみるとなかなかパンチのある加速で4気筒でも充分だし、車格を考えるとこちらの方が合っています。
むしろ、F20のM135iが変態仕様だったのかもしれない。
試乗車のおすすめはこれと同じエンジンを積んだミニのジョンクーパーワークスでマニュアルがあるのでかなり楽しめるとのこと。
まとめ
最初は敷居が高いと警戒していたBMW GROUP Tokyo Bayですが、担当者の方もすごく感じがいいうえに車の話題が尽きないので車内の会話も盛り上がります。
聞いたところによると毎週試乗にくるマニアの方もいらっしゃるそうです。
現在は2時間/3,000円と有料化されてしまいましたが、それでも行ってみる価値は充分にありそうです。
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