BMWに乗り替えて驚いたのはとにかくホイールが汚れること。
洗っても洗ってもキリがない。
ホイールを掃除した後に出掛けて帰って来るともう黒い汚れが点々と付着している…。
ドイツ車はホイールが汚れやすいと聞いてはいたものの、想像以上でした。
ホイールが汚れる原因
欧州車はアウトバーンのような速度無制限の高速道路を走る機会が多いため、純正で効きの良いメタル系ブレーキパッドを採用していることが原因のようです。
このメタル系のブレーキパッドから発生するブレーキダストは赤黒っぽい色をしていてホイールに付着しやすいため、余計目立ってしまいます。
確かに街中に停まっているBMWやメルセデス・ベンツのホイールを見てみると汚れているものが多く、中には元がシルバーとは思えないほど汚れているものもあります。
「ドイツ車のホイールは汚れていて当たり前」という認識のある人ばかりならいいですけど、普通の人からすると手入れをしないだらしないヤツだと思われてしまいそう。
掃除方法
水で流してからシャンプーや専用のクリーナーで洗うことが理想だとは思いますが、水を使って洗うのは大掛かりになってしまい、ちょっとした時間でマメにやるには向いていません。
それに洗車用のスポンジでは奥の方まで届きにくいし、ホイール専用のグローブでも限界があります。
カー用品店で売っているウェットクリーナーを試してみたところ、欧州車の大量のブレーキダストは伸びてしまうだけで完全に拭き取るのは大変でした。
結局行きついたのはドライで拭き取る方法。
使い捨てのクロスを買ってきて乾いたまま拭きとるのが一番手っ取り早い。
ウェットクリーナーは一通り汚れを拭いた後に仕上げとして使います。
厳密に言うとドライで拭くとホイールに傷が付いてしまうのであまりおすすめはできませんが、汚れたままにしておいて固着してしまうよりはマシなはず。
ボディの塗膜と比べて素材そのままのホイールだったら多少なりとも硬度があるのでそこまで気にする必要はないのかなと思います。
これができるのも中古車に中古ホイールだからこそで新車や新品の社外ホイールを入れた人はきちんと水を使ってホイールを洗った方がよさそうです。
対策
このブレーキダストによるホイールの汚れはメーカーとしても認識していて、2015年辺りから順次対策品が採用されているようです。
BMWの場合はUSパッド(NAOパッド)と呼ばれる低ダストのブレーキパッドが存在していますので、純正品にこだわる人はこのパッドに交換してしまうのがよさそうです。
他にも低ダストを謳っている社外品のブレーキパッドもあります。
有名なのはBMWショップとして有名なStudieから販売されているDIXCEL×StudieのSR3低ダストパッド。
SR3になってさらにバージョンアップされ、低ダスト化だけでなく、耐フェード性やコントロール性についても考えられた製品となっているようです。
まとめ
最初はホイールが汚れるのもドイツ車に乗るということの一部だと思ってマメに掃除をしていました。
ところが、せっかく掃除をしてもホイールがキレイに保たれている期間が短過ぎるし、それなりに手間もかかるので時間を無駄にしているだけのような気がしてきました。
ブレーキパッドを交換するには費用もかかりますが、ホイールを掃除する時間を買ったと思えば意外に安いものかもしれません。
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